砺波市への移住を考える

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某大手出版社が毎年公表している「住みよさランキング」で、トップ10入りの常連ともなった砺波市。子育て支援への制度の充実や、新設住宅の着工件数が伸びたことなどが、砺波市の人気を大きく支えているようです。ここでは、砺波市への移住を検討している方に向け、街の特徴や不動産情報などをご紹介しています。

砺波市の特徴

砺波市や富山県で用意している移住住宅支援制度、砺波市の子育て事情、実際に砺波に移住した方々からの口コミをご紹介します。

砺波市の移住支援制度

定住促進空き家利活用補助金

「砺波市空き家情報バンク」に登録されている空き家を購入してリフォームする場合、リフォームに要した費用の一部を市が負担する制度。また、空き家を賃借する場合には、家賃の一部を市が負担します。

住みよい家づくり資金融資

県外から転入して定住した世帯などを対象に、住宅の購入やリフォームに要した融資の利息に対し、県が一定の比率で補助します。補助対象や補助内容は広く多彩なため、詳細を知りたい方は県まで直接お問合せください。

砺波市では、市内への移住者に対する支援制度を、ほかにもたくさん用意しています。詳細は市までお問い合わせください。

砺波市の子育て事情

教育環境

砺波市にある教育機関（保育所含む）の数を見てみましょう。

• 保育所：10施設
• 幼稚園：4園
• 認定こども園：5園
• 小学校：8校
• 中学校：4校

※待機児童の数：0人

市内の各保育園では、入院や冠婚葬祭などでお子様を見ることができない世帯に対し、一時預かり制度を用意しています。また、日中は仕事で親御さんが自宅にいない小学生に対し、放課後児童クラブの設置や児童センターの開放などを行っています。

子育て支援制度

一時預かりなどに利用できる「とやまっ子　子育て応援券」や、三世代同居家族を対象とした「となみっ子　子宝券」、児童扶養手当を受給している方を対象とした「ひとり親家庭子育てサポート事業」など、市や県では、子育てをする世帯に向けたさまざまな支援制度を用意しています。

子育て支援医療費助成

砺波市では中学校3年生までの子どもが医療機関を受診した場合に、医療費の一部を助成しています。

児童手当

乳幼児から中学校3年生までの子どもを養育している方に対して児童手当を支給しています。

とやまっ子子育て応援券

富山県では子育てによる負担を軽減するために、地域の保育サービスを利用できる「とやまっ子　子育て応援券」を配布しています。

不妊治療費助成

砺波市では体外受精や顕微鏡受精など特定不妊治療を受けている方に対して治療費の一部助成を行っています。不妊治療中のご夫婦の経済的負担を軽減することを目的としています。

公園・施設

1,000m2以上の広さで、かつ遊具を置いた公園が、砺波駅周辺を中心に、市内には28ヶ所もあります。中でも、300万本以上のチューリップが咲き誇る「砺波チューリップ公園」は、市内の親子のみならず、市外・県外の親子からも広く人気。公園のほかにも、家族みんなで楽しめるキャンプ場、スキー場などももあります。

砺波市への移住者の声

たまたま旅行で見た美しい景色に一目惚れ

金沢に旅行に行った際に宿が取れず、たまたま富山に宿を取ったことが、砺波に移住するきっかけとなりました。車窓から眺めた砺波の景色がとても綺麗で、家族全員、一目惚れした感じでしたね。移住を考えて、まずは移住体験ツアーに参加。それから半年後には、本当に移住してしまいました。砺波は、今まで住んでいた場所とは時間の流れも人の温かさも、まったく違います。移住して良かったと、今でも本当に思います。

子供たちにとって理想的な環境

2018年3月から、家族で砺波に移住しました。子供たちが抵抗を示すと思ったのですが、自然豊かな場所で思いっきり遊べることもあり、意外なほど早く地元になじみましたね。カエルを触ったりホタルを見たりなど、子供たちにとっては今まで経験したことのないことだらけだったので、行動が活発になりました。砺波は海も山も近く、無料で遊べる場所もたくさんあるので、子供にとっては理想的な環境だと思います。

砺波に移住して心にゆとりが生まれてきました

大学卒業後、神奈川、千葉、京都、岩手と、仕事の関係で色々な場所に住んでいました。それらの中でも、砺波は私の一番のお気に入りです。自然が多いだけではなく、生活に必要なスーパーやドラッグストア、図書館なども充実していて、以前住んでいた神奈川県に比べても、まったく不便な感じはしません。現在は、砺波の名産でもあるチューリップ関連の仕事をしています。シンプルに仕事と家族に集中できる日々となったので、心にもゆとりができてきました。

砺波市の自然・気候

砺波市は富山県の西部に位置し、市内には一級河川の「庄川」が流れています。庄川によって形成された砺波平野には散居村が広がっており、日本の農村風景を味わえます。また、市の中心部には商業施設が揃い、医療や子育て環境も整っているので、住みやすい環境と言えるでしょう。12月から3月にかけては雪が積もるので、冬には対策が必要です。

砺波市の山

砺波市の南部に位置する標高510mの鉢伏山には「となみ夢の平スキー場」があります。こちらでは毎年5月の上旬になると「スイセンウォッチング」、10月上旬から下旬には「コスモスウォッチング」が開催されています。少し車を走らせれば自然と触れ合える環境が揃っているのが砺波市の特徴です。

砺波市の冬

富山県は雪国なので、県内の各地でウィンタースポーツを楽しむことができます。砺波市でウィンタースポーツをするなら南部に位置する「となみ夢の平スキー場」がおすすめ。スキー場の山頂からは立山連峰や日本海、能登半島が一望でき、ファミリーで休日を楽しむには最適でしょう。

砺波市の温泉

砺波市の庄川峡は県内有数の温泉地。気軽に温泉を楽しめることもあり県内の各地から人々が訪れています。泉質には食塩泉や炭酸泉、ミネラル泉など豊富な種類があるので、自分好みの温泉を見つけて通ってみるのも良いでしょう。

砺波市のどこに住む？

砺波市は市街地エリア・散居村エリア・里山エリアの3つに分けることができます。それぞれのエリアには異なった魅力があるので紹介していきましょう。

市街地エリア

市街地エリアにはショッピングモールなどの商業施設や医療機関、教育機関などが揃っており、田舎暮らしが初めての方でも比較的住みやすい環境です。田舎なので車は必須ですが、市街地エリアにはJRやバスが通っているので徒歩での生活も無理ではありません。

散居村エリア

砺波平野に広がる散居村エリアは田舎暮らしに慣れてきた方におすすめです。屋敷林に囲まれた古民家では昔ながらの農村風景を味わえます。田園風景に囲まれた場所でご近所さんとのコミュニケーションを大切にしたい方には最適な環境と言えるでしょう。

散居村とは？

村落の形態のひとつで、屋敷林に囲まれた住居が点在する農村を指します。木々は砺波地方において、冬の冷えた風や夏の日差しから守ると共に、建材・燃料に使われる大事なもの。砺波地方では「カイニョ」と呼ばれる屋敷林に囲まれた農家が、約7,000軒点在します。

里山エリア

庄川の東部には緑豊かな里山エリアが広がっています。動植物とともに季節を味わい、山菜やきのこ採りなど里山らしい体験をできるのが魅力的なエリアです。市街地エリアまでも車で10分程度と比較的便利ではありますが、冬は雪深いという特徴があるので田舎暮らし上級者向けでしょう。

人気エリアと不動産価格

砺波市内の人気エリアを3つピックアップし、それぞれのエリアで実際に販売されている不動産物件情報をご紹介します。

油田駅エリアの不動産物件

油田駅周辺には、売りに出されている中古一戸建て物件がたくさんあります。市が空き家対策に積極的なこともあり、それぞれの物件は、非常に手の届きやすい価格となっているようです。やや古い物件であれば500万円前後、比較的築浅の物件であれば1000万円前後が相場のようです。

砺波駅エリア

市内の中心部として、住宅や商業施設、公的施設などが多く立ち並ぶ砺波駅周辺。他のエリアに比べると、物件価格はやや高め。中古物件もたくさんあるエリアですが、一方で新築住宅も続々と誕生しています。

東野尻駅エリア

東野尻駅は、砺波駅から北に向かってわずか1駅。市の中心部に近いにも関わらず、のどかな田園風景が広がるなど、移住者には人気のエリアです。8LDKや10LDKなど、充実の間取りを有する中古一戸建てが、とてもリーズナブルな価格で用意されています。

※上記は、2019年5月19日現在で公開されていた物件情報です。