魚津市への移住を考える

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富山湾や北アルプスに囲まれた自然豊かな魚津市。朝採れの新鮮な魚介類が普通のスーパーに並ぶなど、食文化の豊かな場所としても知られています。ここでは、魚津市が用意している移住支援制度や子育て支援制度、市内の不動産情報などを詳しくご紹介しています。

魚津市の特徴

移住者が利用できる魚津市の住宅支援制度、市の子育て事情、実際に魚津市に移住した方々からの口コミをご紹介します。

魚津市の移住支援制度

転入者住宅取得支援

市外に居住する方が魚津市内に新築住宅・中古住宅を購入して転入する場合、市が住宅の購入費の一部を助成します。子育て世帯の転入については、一律で助成金が加算されます。

移住支援事業・マッチング支援事業

魚津市では東京23区に継続して5年以上居住していた方や東京23区内に継続して5年以上通勤していた方に対して移住支援授業とマッチング支援事業を行っています。

3大都市圏居住者支援事業

東京圏・中京圏・関西圏に継続して5年以上居住していた方が魚津市に新たに転入し、対象企業に就職した場合、支援事業として助成を行っています。

移住者創業チャレンジ挑戦応援事業

継続して5年以上東京23区に居住していた方・継続して5年以上東京圏に居住しながら23区内に通勤していた方が魚津市に移住し、新たに地域社会に貢献する事業を始める場合、助成を行っています。

魚津の木材利用促進事業

魚津市産の木材を使って個人住宅を建てた方に対し、市が住宅取得費用の一部を助成します。転入者はもちろんですが、すでに魚津市内に在住の方も助成金の対象となります。

魚津市の子育て事情

教育環境

魚津市にある教育機関（保育所含む）の数を見てみましょう。

• 保育所：11施設
• 幼稚園：3園
• 認定こども園：5園
• 小学校：5校
• 中学校：2校

※待機児童の数：0人

市内には幼稚園の数が少なく、逆に保育園の数が多いようです。働く世帯を応援する市の姿勢が垣間見えます。小学校、中学校の数についても、市の人口が4万人強であることを考えれば妥当と言えるでしょう。

子育て支援制度

保育所や幼稚園に通う第3子以降の子供、または同時入所する第2子の保育料を無料とする支援制度を用意しています（所得制限なし）。なお、魚津市は子育て支援に非常に熱心な自治体です。詳しく子は、市が開設している子育て専門サイトをご覧ください。

※「魚津市子育て応援サイト」https://www.city.uozu.toyama.jp/child/top.aspx

公園・施設

大型滑り台やターザン、吊り橋などを設置している子供に大人気の「魚津総合公園」を始め、色とりどりの花が咲き誇る「花の森・天神山ガーデン」など、市内には家族全員が楽しめる充実の公園が点在しています。富山県唯一の水族館「魚津水族館」や、幼児から利用できる「魚津市総合体育館・室内温水プール」も人気。

魚津市への移住者の声

移住して11年。人々の温かい人柄に支えられています

魚津の美味しい食材を使ったお店を開くため、11年前に主人とともに移住してきました。11年ですから、もう移住者とは言えないかも知れませんね（笑）。移住した当初は少し戸惑いもあったのですが、地の方々の温かい人柄に支えられて、何とか現在までやってこれた感じです。今ではお店の経営も安定し、子宝にも恵まれて、とても充実した日々を送っています。冬の雪には毎年悩まされていますが、それでも住み続けていきたいと思わせる魅力がありますね。

私たち家族にとって最適のフィールド

市が水族館の正職員を募集していて、それに応募したのが移住のきっかけです。それまでは太平洋側に住んでいたので、私たち家族にとっては急な展開となりましたね。自分に合った仕事に就くことができ、また休日には趣味の海釣りを満喫できるなど、本当に最高の場所に移住できたと感じています。冬の運転が少々不安だったのですが、積雪があると除雪車が稼働するので、さほど苦もなく運転には慣れましたよ。魚津は私たち家族にとって、最適なフィールドだと感じています。

良い意味で人とのつながりが濃い場所です

秋田から魚津に移住して、フリーでグラフィックデザイナーの仕事をしています。最初は仕事をもらえるかどうか不安だったのですが、良い意味で人とのつながりが濃い土地柄だったので、ほどなく安定的に仕事ができるようになりましたね。魚津は自然が多くて水の美味しい場所。食材も新鮮で、本当に充実した楽しい毎日です。以前よりも時間がゆっくりと流れている感じもしますね。デザインを始め、創作を仕事にする方には、とても合っている環境だと思います。

都会から移住して自分らしく暮らせるように

転勤がきっかけで富山県に移住し、2019年2月から魚津市に住んでいます。魚津市を選んだ理由は奥さんの職場や実家が近かったからです。魚津市には若年移住者賃貸住宅助成制度があったのも魅力的でした。

魚津の良いところは精神的にのびのびと暮らせるところ。都会に住んでいた頃はまわりと自分を比べていましたが、現在は自分の価値観で物事を考えて生活を送れています。時間に追われることがないので、気持ちも自然と落ち着きます。

人との交流を大切にしたい方が多い地域

結婚を機に魚津に引っ越し、藍染め屋として仕事をしています。関西やオーストラリアなど今までいろんな地域で暮らしてきましたが、魚津の人々との交流が一番深いと感じています。良い意味で人懐っこい方がとても多いんです。藍染め屋を始めてからイベントを行なうこともあります。今ではたくさんの仲間ができました。主人の両親をはじめ、まわりの人にたくさん助けられての生活なのでとても感謝しています。

魚津市の自然

魚津市は富山湾が眼前に広がる富山県の東部に位置し、三大奇観の「蜃気楼・埋没林・ホタルイカ」が有名です。市の後方に広がる立山連峰は冬から春の間には雪が降り積もり、壮大な景色を望むことができるでしょう。また、ズワイガニなどの新鮮な海の幸を堪能することができるのも魅力のひとつ。山や川、海に囲まれた魚津市ならではの自然体験ができるのが特徴です。

魚津の三大奇観

蜃気楼・埋没林・ホタルイカが見せる魚津の個性的な風景は、「三大奇観」とされています。魚津埋没林とホタルイカ郡遊海面は国の特別天然記念物にも指定されているので必見です。

蜃気楼

魚津市では春の晴れた日に海岸線で蜃気楼が見られます。蜃気楼は大気中の温度差が大きくなることで光が屈折し、遠くの景色が伸びたり反転したりして見える現象です。蜃気楼が見られるのは3月下旬から6月上旬にかけての暖かく晴れた日のみ。蜃気楼は毎年10回前後が観測されています。条件が揃っていても必ず見られるわけではないので奇観とされているのです。春先の晴れた日には蜃気楼を見るために、多くの人々が魚津海岸を訪れています。

魚津埋没林

魚津市の魚津埋没林博物館では、発見された埋没林をその場で保存・展示されているので、実際に見たり触れたりできます。魚津埋没林は約2,000年前に片貝川の氾濫による土砂がスギの原生林を埋めたことで埋没しました。昭和初期に魚津港修築工を行った際に、砂浜の地中から200株以上の樹根が出土し、その後の研究により太古に巨木林があったことが判明したのです。魚津市に移住した際には埋没林を体感するのがおすすめです。

ホタルイカ

魚津港では3月から6月にかけてホタルイカの水揚げが盛んに行われています。ホタルイカには無数の発光器があり、青白い光を放ちながら回遊する性質を持っているのが特徴です。旬の時期には家庭や飲食店などでお刺身や酢味噌和えにされて食されています。3月から6月はちょうどホタルイカの産卵期であり、産卵のために浅瀬までやってきます。波打ち際で青白く光るホタルイカ郡遊海面はこの時期だけ見られる幻想的なシーンです。

山

魚津市からは立山連峰である僧ヶ岳や毛勝山を仰ぎ見ることができます。雪山と言えばウィンタースポーツですが、残念ながら魚津市にはスキー場がありません。しかし、隣の黒部市まで行けばスキー場があるので、冬季の休日にはレジャーを楽しむことも可能です。また秋にはりんごや梨、ぶどうなど多くの果物が収穫されています。

人気エリアと不動産価格

魚津市内の人気エリアを3つピックアップし、それぞれ新築一戸建て、中古一戸建て、マンションの不動産価格相場を確認してみましょう。

富山地方鉄道本線・電鉄魚津駅エリア

移住者からとても人気が高い電鉄魚津駅周辺。新築住宅が続々と建てられている一方で、中古住宅や空き家もたくさん売り出されています

あいの風とやま鉄道・魚津駅エリア

魚津駅周辺もまた、移住者にとても人気のエリア。移住者に向けたものと思われる新築分譲住宅も、続々と誕生しています。人気のエリアなので、新築住宅はもとより、中古住宅も価格はやや高めです。生活の利便性を重視する方にお勧めのエリア。

富山地鉄本線・西魚津駅エリア

西魚津エリアは中古物件や空き家が充実したエリア。リフォームを前提にお考えの方には、ぜひお勧めしたいエリアと言えるでしょう。やや築年数の深い物件を選べば、十分な間取りを確保しつつも1000万円を切ることも可能。大胆なリフォームで新築のような状態に仕上げ提供みてはいかがでしょうか？

※上記は、2019年5月19日現在で公開されていた物件情報です。